「サブスクリプション」読書感想!
こんにちは!
今回は「サブスクリプション」という本をご紹介致します!
IoTによって、サブスクリプションが広まる世界。その社会の変化とどのように企業でサブスクリプション型サービスを取り入れていくかが、詳細に述べられています。
本書紹介
ネットフリックス、スポティファイ、セールスフォースなどの企業は、
サブスクリプション・モデルの氷山の一角にすぎない。
本当の変革、そして本当のチャンスは幕を開けたばかりである――。ビジネスの世界は、いま2つの大きな変化に直面している。
1つは企業視点で、
従来のプロダクト販売モデルでは成長し続けるのが難しくなっていること。
もう1つは消費者視点で、
消費者の関心が「所有」から「利用」へと移行していることだ。これらの問題に企業はどう対処すべきか?
その解決策として注目を集めているのが、
サブスクリプション型のビジネスモデルである。
サブスクリプションは古くから新聞の定期購読などで知られており、
一定の利用期間に応じて料金を支払う方式。このモデルがいま注目されている背景には、
顧客との取引がデジタルデータで生成されるようになったことがある。
企業はサブスクライバーIDをきめ細かく管理し対応することにより、
顧客との長期的なリレーションシップを構築することができる。実際、サブスクリプション企業はS&P500社の9倍もの速さで成長をとげている。
その理由は、彼らは顧客一人ひとりが異なる顔を持っているということを認識し、
その認識の上にビジネスを構築しているからだ。
これは、誰が顧客かを知らずにモノを売っている
プロダクト販売モデルとは大きく異なる。では、これらのサブスクリプション企業は、
どのようにして顧客との関係性を築いたのか。
第1部では、小売り、メディア、運輸交通、新聞・出版、テクノロジー、製造など
各業界の世界の最先端事例を詳しく紹介する。そして第2部では、従来のプロダクト販売モデルの企業が
サブスクリプション・モデルに移行するために組織をどう変えればよいのかを、
イノベーション、マーケティング、営業、ファイナンス、ITといった機能別に解説する。巻末には、サブスクリプション企業の収益成長率や
ビジネスモデル別・業界別・地域別に見たチャーン率(解約率)の比較、
従量課金が収益に及ぼす影響などを示した
サブスクリプション・エコノミー・インデックスを収載。
気になったポイント
製品中心から顧客中心へ
サブスクリプションエコノミーは現代で大きく発展します。
そのためには、上記のマインドセットの移行が必要となるのです。
従来のビジネスモデルは
製品中心のビジネスモデルでした。
製品を作って、それをチャネルを通じて顧客のもとへ届けます。
これだと、モノが売れてさえいればよくて、誰が買ってくれるかは気にしていません。
しかし、現代のビジネスモデルは違います。
現代では、顧客中心のビジネスモデルとなっているのです。
GAFAが示しているように、顧客との間に直接的な関係を確立することで、
顧客が何を欲しがっていて、どのように手に入れたいのかを把握しています。
この顧客中心の考え方に基づいているのが、
サブスクリプション型サービスなのです。
一度顧客と契約したら、顧客がどのように使用しているのか、どこに不満を持っているのかを常に把握することができ、
そのデータを活かせないと顧客は解約してしまうでしょう。
だからこそ、顧客中心の考え方が必要となるのです!
まとめ
この本はこれから起こる社会の変化を学ぶことができるので、どんな人でも読んで学べると思います!
ただ、自社で実際にどのように取り入れるかを詳細に述べているため、経営者や役員の人が読めば尚有効に使えるでしょう!
最後までお読みいただき有難う御座います!