【書評&要約】「自分のアタマで考えよう」
こんにちは!
今回はちきりんさんの
「自分のアタマで考えよう」という本をご紹介致します!
ちきりんさんはブロガーで、
ブログ「Chikirinの日記」でBLOGOSアワード大賞およびアルファブロガー・アワード受賞した凄い方。
「ジョークを織り交ぜながら、時事問題などにからめた論説をフランクに語るスタイル」の記事を書き続け、「おちゃらけ社会派」と称しています。
本名と顔を公表していませんが、日本でも有数のブロガーです。
本書内容
11万部突破!
月間200万PVを誇る人気ブログ「Chikirinの日記」の筆者による初の完全書き下ろし。
ユニークな記事を生み出す独自の思考法を公開します!◎プロ野球の将来性
◎結論が出ない会議の秘密
◎少子化問題のゆくすえ
◎婚活女子の判断基準
◎消費者庁が生まれた真相
◎就活で失敗しない方法
◎自殺の最大の原因
◎電気代の減らし方
◎NHK、BBC、CNNの違いなど、社会問題や日常の疑問を考えながら、「ちきりん流・思考の11のルール」をわかりやすく解説します。
第一線で活躍する経営者・ビジネスマン・コンサルタントも絶賛の内容です。
何度これと同じことを語ってきたか、
ということが無数に散りばめられている。
【『イシューからはじめよ』著者 安宅和人 氏】思考体力を鍛えたいすべての学生に――
東大では教えてくれない、これからを生き抜く術。
【東京大学医学系研究科国際保健政策学 教授 渋谷健司 氏】ビジネスで成功したいなら、
この本で頭を鍛えることを勧めたい。
【ライフネット生命保険社長 出口治明 氏】
気になったポイント
「考えること」「思考」とは、インプットである情報をアウトプットである結論に変換するプロセスを指します
著者は「情報と結論をつなぐのが思考」
と主張しており、これは作業だけでは結論は出ないからです。
例えば、本書の例えとして会議の話がありました。
ある新規事業に参入するか、それを決めるためにエリート社員だけを集めて何日も会議をしました。
毎回、各々が素晴らしいデータを持ってきて活発な議論がなされたのですが、
一向に結論が出ず、最終的に同業他社が参入した為、慌てて参入したという話です。
これは、素晴らしいデータをいくら集めても結論が出ない良い例です。
なので「考える」部分が
インプット→アウトプットする作業に当たるのです。
「でも、『考える』っていう概念は分かったけど、具体的にどうすればいいの?』
と思った方、ご安心ください。
本書ではその方法を何個も述べられていて、その中で特に重要なポイントをご紹介致します。
それは、
① 知識と思考ははっきり分けること
② 「なぜ」「だからなんなの?」を問うこと
この2点です。
① 知識と思考ははっきり分けること
これは今まで持っていた知識が思考を邪魔してしまうからです。
よく、業界に長く居る人よりも、新しく入ってきた人の方がいいアイデアを閃くという話がありますよね?
あれは、業界に長く居て知識のある人は、
ある事実・データを見ても、
持っていた知識=答えと思われるもの に沿って、結論ありきでその理由を考えてしまうのです。
一方新しく入ってきた人は何も知識が無いので、答えと思われるものが何もありません。
なので、「考える」ことが強制的に求められ、面白いアイデアが生まれるのです。
皆さんも「考える」際は、
持っている知識を一回置いておいて、フランクに情報を触れるようにしましょう!
②「なぜ」「だからなんなの?」を問うこと
上述した通り「考える」ことは、結論を持ってくることなので、必然的にデータからわかる
・どうしてデータのようになったか「原因(=過去)」
・データを基に「だからどうするか(=未来)」
という部分が求められるからです。
ここから
「最初から他の映画と伸びが違うな〜」
とか思った人はまだ考えていません。
「どうして他の映画と伸びが違うのか?」と問いかけて、間違えてもいいので
「SNSの拡散機能が有利に働いたから」
とか、その結論を出すことが「考える」ということです。
なので、データに触れたときは「なぜ」「だからなんなの」を必ず考えるクセが重要なのです!
まとめ
上司から「ちょっとは頭をつかえ!」とか言われて、そもそも頭を使うってなんだろ?って疑問に思った方いらっしゃいませんか?
その方は絶対この本が参考になると思うので是非一読あれ!
有難う御座いました!