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「与えよ、されば与えられん!」 幸せになる勇気 感想

 

「凄い内容だったなぁ」

と「幸せになる勇気」を最初に読んで感じました。

しかし内容が濃すぎて、自分の中にモヤのようになり、解釈できず。

 

4回5回と読んでいき、やっと自分の言葉で整理できるようになりました。

今回この本をまとめ、皆様に紹介します。

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本の内容

◆大ベストセラーとして空前のアドラーブームを巻き起こした『嫌われる勇気』の完結編! ◆
前作『嫌われる勇気』でアドラーの教えを知り、新たな生き方を決意した青年。その彼が3年ぶりに哲人のもとを訪れる。
哲人と青年の対話は、教育論に始まり、仕事論、組織論、社会論、人生論へと及び、最後には「真の自立」と「愛」というテーマが浮かび上がる。そして、最後に哲人が説くのは、誰もが幸せに生きるために為すべき「人生最大の選択」についてだった。 果たしてその選択とは? あなたの人生を一変させる劇薬の哲学問答、再び!

 

「幸せになる勇気」より

本の内容は上記の通りです。

 

今回特に印象に残った

教育論」

に注目していきたいと思います。

 

教育論

結論から述べます。

 

「教育者とは子供たちに介入するのではなく、自立に向けた援助を行う人」

 

のことを指します。

 

「自立に向けた援助を行う人」

という言葉に反対する人は少ないです。

子供たちは将来、自分1人で生きていくことになります。

そのために学校で知識や教養を身に付けて社会に出て行きます。

 

しかしこの介入と言うのは、子供たちの課題に対し大人が口出し、邪魔することを指します。

 

具体的な例を出すと、

子供が宿題をため込んでいて全くやらない。

それを見かねた「親が宿題をやりなさい!」

と口を出してしまう。

 

よくある光景です。しかしこれも介入です。

 

学校の宿題をため込んでいて、最終的に困るのは子供です。

つまりこの課題は、子供の課題です。

 

では親はこの時、何をすれば良いでしょうか?

 

親は子供を見守りつつ、いつでも支援できるようにしなければなりません。

例えば、子供が「わからないところがあって教えて欲しい」

と聞いてきたら、手助けしてあげるのも良いでしょう。

 

人の課題に介入するのは、介入された側は煩わしく感じ、さらに自立する目標からも遠ざかってしまいます。

教育者は勇気を持って、子供達の課題に介入しないように気をつけましょう。

 

教育の入り口 

しかし、

「課題に介入しないのを意識しすぎると、子供は無関心だと感じるのではないだろうか?」

 

と考えた人はいませんか?

実際私もそう考えました。

ですがこの本では、その点についても書かれていました。

 

信頼関係のない人の話は子供は聞かない。

そのため、まず子供たちと交友関係を結ばなければならなりません。

 

ではどのようにして交友関係を結ぶか。

それはすごい簡単なことです。

この本では相手をかけがえのない個性として尊重しなくてはならないと述べており、その点で反論する人は多くありません。

その考えを辿れば、自然とこの結論になります。

 

相手の興味関心に関心を持つこと

 

です。

私自身の体験ですが、私は論理パズルが大好きです。

ある日そのことをボソッと友人に漏らしました。

するとその日の夜、

「オレもやってみたんだけどすごい面白いじゃん!なんか他の問題ない?」

と友人から連絡がきたのです。私はなぜかとても嬉しくて、5問ほど送りつけた覚えがあります。笑

 

これを機にその友人と私は前より仲良くなりました。

自分の興味関心のある点に興味を持ってくれると、人は嬉しいものです。

 

与えよ、さらば与えられん!

教育論についてまとめましたがいかがでしたか。

この内容をそのまま鵜呑みにできない人も多々いると思います。

でもこの中で1つだけでも、「いい考えだな」と思った人は、その1つをどこか頭の片隅において下さると、とても私も嬉しいです。

 

最後に1つ、この本に書いてあった私の好きな言葉を紹介させてください。

 

相手に何かして欲しいことがあったら、まず自分がする。すべてはそこから始まる。

という考えを端的に表した言葉がこれです。

 

「与えよさらば与えられん!」

 

ありがとうございました!