【本感想】『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力
こんにちは!
今回は「『キングダム』で学ぶ最強のコミュニケーション力」という本をご紹介致します!
本書内容
漫画『キングダム』(原泰久・著)にはコミュニケーションの極意が秘められており、それこそが作品を魅力的にしている。
登場人物たちの何気ない会話などを取り上げ、そのポイントをコミュニケーションのプロである著者がわかりやすく伝授する。
原作ファンにとっては、あの名場面の「感動の理由」に納得し、
ビジネスマンにとっては、人間関係においてとても重要な「究極の視点」が学べる一冊。・主人公・信は、なぜ強いのか。
・騰から学ぶ最強のNo.2論
・コミュニケーションの達人・蒙恬の会話から学べる人間関係を円滑にする「フレーズ」
・河了貂が羌カイに放った、自己認識力を高める究極の質問。
・信、エイ政、楊端和、蒙恬、王騎、藺相如……彼らが持つコミュニケーションに欠かせない、「究極の視点」とは?【本文より】
『キングダム』の物語をこんなにも「美しい」と感じるのは、人間関係において大切な「信頼」や本書で紹介した「究極の視点」を登場人物たちが様々な形で見せてくれるからだと思います。
人は他人と関わることで、その人の目に映る自分を確認し、振る舞いや言葉をより良いものに変えていくことができます。
しかし、たとえ生身の人間と触れ合わなくても、美しいコミュニケーションが描かれている物語に出会えれば、そこに生きている人物から多くを学ぶことが可能です。
『キングダム』に出会った私は、そう実感しています。
気になったポイント
相対して目を見つめ合うより、横に並び、同じ景色を観るほうが、人間関係は深まるのです
著者は部下とコミュニケーションを取るためには、部下に正面から向き合って接するのではなく、
部下と同じ目線に立ち、課題に取り組むのに寄り添うことが重要
だと説きます。
なぜなら・・・ジャッジせずに話を聞くのが重要だからです。
実際、コミュニケーション能力が抜群に高い人は例外なく
「人への影響力を発揮しようとしない人」
なのです!
例えばよくあるのが、
子供に対して
「宿題やった?あれやった?これやった?」
と、ついつい干渉してしまうお母さん。
残念ながらお母さんがそのように言っても、
子供は宿題をやらないですよね(笑)
あれはまさに、子供に自分の影響力を発揮しようとしてしまっているパターン。
心配で言いたくなる気持ちは分かりますが、
お母さんがやるべきことは、
子供と同じ目線に立って、グッと堪えてサポートする姿勢を見せること。
これが「ジャッジをせずに話を聞いてあげること」の本質です。
その為にも重要な行動・考え方が2つ。
①「どんな未来のために、今自分たちは何をしているのか?」を共有する
② 部下に敬意を払う
説明致します!
①「どんな未来のために、今自分たちは何をしているのか?」を共有する
これは部下と同じ目線に立って同じ景色を見る為には、まず先の景色が無いと見えていないといけないからです。
先の景色が見えていると
「今この仕事は未来のここに繋がるからやる必要があるし重要だ」
と部下も考えてくれて、モチベーションも上がります!
例えば、書類をコピーするという単純作業が振られました。
それだけを考えると何も意味の作業に捉えられてしまいます。
しかし、「出世する」という目標があって、
皆こういう雑用から完璧にこなして出世していった。
という長期的な目線を持てると、
雑用一つですら仕事の姿勢は変わってきますよね?
なので、先の景色を共有することは必須となるのです!
②部下に敬意を払う
これは当たり前だと思われていますが、出来ていない方は多いです。
例えば…
部下が話をしている時、作業を止めてしっかり目を見て話を聞いていますか?
部下が大切にしている価値観を自分のものさしで否定してしまっていませんか?
当たり前ですが、
部下に敬意を払わない人は、部下からも敬意は払われません。
敬意を払えない人が支援の姿勢を見せても誰も頼らないですよね?
なのでまずは部下の話をしっかり聞いて、大切にしているものは尊重しましょう。
本当にコミュニケーション能力が高い人は威圧感を感じさせないです。
身の回りにそういう方いらっしゃるのではないでしょうか?
その方をイメージしましょう!
まとめ
リーダーシップ・コミュニケーション能力に関して、キングダムを引き合いに出しながら説明してくれるのでめちゃくちゃ分かりやすい!
本書の一部分だけ紹介しましたが、こんなのは氷山の一角に過ぎないので、もし興味がある方は読んでみて下さい!
有難う御座いました!